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個人による思考整理のための独り言です、参考になって頂けたら幸いです。

【ポケモンSV S2 最終34位/レート2205】初手テラスセグカイリュースタン

 初めまして、いく3と申します。

 初めての構築記事ですが、レギュレーションも変わったため簡潔に解説していこうと思います。拙い文章も見受けられると思いますが、宜しくお願いいたします。

 

1.コンセプト

・初手の出し負けをテラスタル込みで最低限なくし、数的優位をとることを目指す。

火力によってテラスタルや技選択の択を少なくし、テラス環境への最適解を導く。

単体性能が高いポケモンで1体1体の役割を明確にし、選出時点で悩むことを極力なくす。

 

2.構築経緯

 受けを破壊する幅広いテラスタルの影響で、サイクルを回す構築よりも対面よりのスタン構築が増えていることから、初手対面撃ち負けないポケモンが重要であるとシーズン1.2を通して感じていた。様々なポケモンを使用していく中で、地面テラスチョッキセグレイブ鉢巻飛行テラスカイリューが頭1つ抜けて初手性能が高いと感じ、軸として採用した。

 その後、ポケポータルにてセグレイブやカイリュー入りの強い並びを模索する中で五里霧中さんの構築が自分のコンセプトとも合っていて使いやすそうだと感じ、参考にさせて頂いて並びを決め、ポケモン1体1体の役割を思考する中でミミッキュサザンドラに変更個体それぞれの型を一部変更して構築が完成した。

サーフゴーヘイラッシャサザンドラ

 下記に五里霧中さんの構築記事を載せておきます。(掲載許可済)

beii.hatenablog.com

3.個体解説

セグレイブ

性格:意地っ張り

特性:熱交換

実数値:213(180)‐210(204)‐113(4)‐‐112(44)‐117(76)

持ち物:突撃チョッキ

テラス:地面

技構成:巨剣突撃/地震/かわらわり/氷の礫

 この構築における軸の一つ。相手の初手マスカーニャガブリアス、ドラパルト、クエスパトラ等が予想される場面で選出を検討する。相手に抜群を突かれるような技が想定される場合は、即テラスを切り対面処理を目指す。処理後は最低でも体力が40%ほど残る場面が多く、耐久に振っておくだけでチョッキ+地面テラス状態込みでサーフゴーやミミッキュとも打ち合える性能がある。

 また、終盤までは地面タイプ等を意識してつららばりを採用していたが、初手に鋼テラスサザンドラが選出される場面もいくつかあったため、最終日のみかわらわりを採用した。結果、容易に対面処理ができ、裏のヘイラッシャでTOD勝ちする場面も多々あったため、かわらわりの検討も体感悪くなかったように感じる。龍3体の構築もあってか、鋼テラス以外のサザンドラと当たらなかったのも起因しているだろう。

カイリュー

性格:意地っ張り

特性:マルチスケイル

実数値:175(68)‐204(252)‐115‐‐120‐124(188)

持ち物:こだわり鉢巻

テラス:飛行

技構成:テラバースト(飛行)/神速/地震/けたぐり

S→環境にいるどのゴツメカイリューよりも速く調整

 軸の二体目。某実況者の方が紹介してくださっていたカイリューが、初手テラスで制圧していたことを機に採用。セグレイブ同様の理由+相手のウルガモスのケアで選出を検討するが、飛行テラスや神速の通りがいいかどうかは選出段階で吟味する必要がある。

 また、ステロを撒かれると一気に立ち回りが厳しくなってしまうため、ステロ構築には選出しなかった。テラスがなくてもシンプルに鉢巻神速をしているだけで強かったため、フィニッシャーの役割としての選出もいくつかあった。

サーフゴー

サーフゴー

性格:図太い

特性:黄金の体

実数値:191(228)‐154(196)‐153‐111‐115(84)

持ち物:ゴツゴツメット

テラス:飛行

技構成:たたりめ/気合玉/電磁波/自己再生

 セグレイブカイリューの補完枠。二体にとって厳しい、アーマーガーやヘイラッシャ、命がけコノヨザル、マリルリミミッキュがいた場合に選出を検討する。火力に振ったヘイラッシャが一定数いたため、サイクルが数巡回せるようにこの型を採用した。受けとして採用することで、安定した引き先となり、電磁波や祟り目、ゴツゴツメット等で中速の二体の補助をすることが役割。

 また、環境では火力に振ったサーフゴーが多いため、相手視点での立ち回りを考えた上で技選択を行う必要がある。見せポケとしての役割もあり、構築に必ず採用しておきたいポケモンであると感じた。

ヘイラッシャ

ヘイラッシャ

性格:腕白

特性:天然

実数値:257(252)‐120‐183(252)‐‐86(4)‐55

持ち物:食べ残し

テラス:悪

技構成:ウェーブタックル/地震/あくび/守る

 セグレイブカイリューの補完二体目。セグレイブやカイリューガブリアス、ドドゲザン等の 対 高火力物理受け枠として選出を検討する。基本選出であるセグヘイラッシャサザンの並びが非常に汎用性があり、様々な勝ち筋を生み出してくれた。天然という特性とあくび守る+食べ残しの相性が素晴らしく、数的優位がある状況では、ウルガモスでさえ有効打がなければTOD勝ちする場面も多々あった。環境に挑発やラムのみがそこまで主流じゃなく、サーフゴーに状態異常を一任している構築が多かったことも活躍してくれた要因だと感じる。また、あと投げされるサーフゴーやロトム等に対し、アドを取れるよう技選択することが重要。

ウルガモス

性格:控え目

特性:炎の体

実数値:173(100)‐‐109(188)‐176(36)‐126(4)‐143(180)

持ち物:厚底ブーツ

テラス:虫

技構成:炎の舞/虫のさざめき/蝶の舞/朝の陽ざし

 セグレイブカイリューの補完+対サーフゴー、サザンドラブラッキーオニゴーリ、水ロトム枠。このポケモンでテラスを切る場面はほとんどないが、虫のさざめきの威力を上げることで抜き性能が上がると感じ、虫テラスを採用している。刺さっていると感じたら積極的に選出し、死に出しから蝶舞炎の舞にて展開することが多い。しかし、テラスを切る機会がこの構築では少ないこともあって、選出は控え目。虫のさざめきが眼鏡以外で採用されていることはそこまで多くないため、蝶舞から身代わりオニゴーリを安定して処理できたのは素晴らしかった。

サザンドラ

サザンドラ

性格:臆病

特性:浮遊

実数値:167‐‐111(4)‐177(252)‐110‐165(252)

持ち物:こだわり眼鏡

テラス:鋼

技構成:流星群/悪の波動/ラスターカノン/大文字

 サーフゴー、ロトム、キョジオーン等の処理枠。ヘイラッシャに後出ししてくるサーフゴーやロトムに対して後出しし、サイクルに負荷を与えることが役割。数的優位を取った後は、サイクルにてそれを維持することもあったため、浮遊という特性も素晴らしかった。セグレイブヘイラッシャとともに選出することで、物理と特殊の両方で相手を制圧できるためバランスの良い並びを形成することができた。

 対受けループを想定して、渦サザンも検討したが、スタンパへの対策として運用したほうが勝率が上がると感じ、採用を見送った。

 

4.基本選出&厳しい構築

vsサーフゴーヘイラッシャサザンドラorステロ巻きがいなければヘイラッシャサザンドラ

 こちら初手セグレイブorカイリューで相手が抜群技を振ってくる場合には、テラスを切りながら初手の荒らしを防ぐ。その後、相手のカイリューに対してヘイラッシャあと投げ後あくびで流したのち、セグレイブorカイリューサザンドラで詰める。

 

vsヘイラッシャサーフゴーヘイラッシャ サザンドラororサーフゴー

 初手セグレイブお見合い対面にて、ヘイラッシャ引きからあくびで展開。サフゴorロトムに対して相手にアドを取られないようにあくび守るヘイラッシャを動かし、セグレイブサザンドラorウルガモスの火力またはサーフゴーの電磁波等でサイクル優位展開を目指す。

 

vsクエスパトラサーフゴーサザンドラ or

 巨剣+礫で落ちないことが多かったため、テラス地震+巨剣で初手クエスに仕事をさせない立ち回りをしていた。(リフレクタークエスには勝てません。)

 

vsゲンガーマスカーニャオニゴーリ

 初手セグレイブで打ち勝ったのち、オニゴーリに対してウルガモスあと投げ。蝶舞さざめきで身代わりを貫通させオニゴーリを突破。

 

vsキョジオーンサザンドラ@1

 火力で無理やり通すのみ。アマガやドオーが絡むと立ち回りでゴリ押すルートを取っていました。正直きついことが多かったです、改善の余地あり。

 

vsアーマーガアドオーキョジオーンハピナスミミズズ入り→正直当たる頻度が1割にも満たなかったため対策を切り気味にし、スタンパへの勝率を確実にすることで補っていました。受けルが1割~1.5割程度当たるようになると、もう少し対策をするべきだと思います。

 

5.結果

TN いく3 最終34位 レート2205

 

6.最後に

 ここまで見てくださって、ありがとうございました。簡潔に説明しようとしていたのですが、くどくなってしまっていたら申し訳ありません。

 剣盾環境に全く触れていないことでポケモン脳が凝り固まっている私が、SVでのレート対戦に勝つためにTwitterを二か月前に始めました。その中で、ある程度満足のいく結果を出せて素直に嬉しいですし、これからも勝ち続けたいと思えるシーズンを過ごせました。レギュレーションも変わり、環境が変動しますが、テラスタルへの適応に関してはシーズン1.2で得たものがきっと役に立つと信じています。戦闘狂の皆さん、これからも切磋琢磨して頑張りましょう。Twitterでは、ポケモンに関する考察等のつぶやきをしておりますので、興味があれば覗いていただけると幸いです。

 シーズン2、お疲れさまでした。